5.板垣退助百回忌顕彰記念図書の発刊

百回忌までに解決したい現状の問題点4

板垣退助伝記類の誤謬を校閲、貴重記録類を収録して書籍化

本来我々は、板垣退助百回忌に板垣退助の事跡を英訳して世界に発信することを考えていました。しかし、板垣退助の関する伝記類などで、未だに正確かつ精密な本は一冊もありません。我々はまず、板垣退助の関する事跡を正確にまとめた日本語版の製作に取り組まなければならないことに気づきました。よって、百年事業としては、板垣退助の関する正確無比な書籍を編纂し後世に託すことを考えております。

 


板垣退助記念書籍(イメージ図)

●板垣退助の関する伝記類などを、百回忌を期にそれらを編纂し発刊。後世に伝える作業を行う。巻末にご協力・ご賛助頂きました方々のご芳名を掲載したいと考えておりますので、何卒ご協力をよろしくお願いします。
●板垣退助関連の絶版図書、および、著作権期間満了図書の再版、また現代語訳して頒布することにより板垣精神の顕彰に努めることを企画しております。


板垣退助の遺著『立国の大本』の再録を中心として、今まで出版されてきた板垣関連書籍の誤謬を校閲し、散逸を防ぐため貴重記録類を収録。板垣の先祖の事跡から、幼少時代、平成30年(2018)9月29日に品川神社で挙行される【板垣退助伯 薨去100年顕彰祭・愛国忌】までを詳細に記録した書籍を出版いたします。この出版記念事業に御賛同頂き、御寄附頂きました方々の御芳名は『板垣退助伯第百回忌記念書籍』に掲載され、未来永劫に御名前を留めて頂けることになります。(※詳細はmail or 電話にて本会事務局までお問い合わせ下さい)

The Mind of Count Itagaki Taisuke 板垣精神
“The commemorative book on the 150th anniversary of the Meiji Restoration and the 100th memorial anniversary of Itagaki Taisuke’s passing”
Edited by Itagaki Taisuke Honouring Association


   序
平成三十年(二〇一八)は、明治維新百五十年であると共に、板垣退助薨去百回忌を迎える年であった。当初我々はこの記念すべき年を期して、板垣を顕彰する書籍の英語版を作成し、広く板垣の偉業を海外へ伝えようと考えていた。しかし、これを開始しその原典となるべき書籍を探す中で、実に日本語版においてですら板垣について書かれた満足に足る一冊が未だ存在していないことを知ったのである。それゆえ、本書が編纂されることになった。かつては百円札の肖像としても親しまれていた板垣だが、彼の卓越した偉業に比し、学校教育で使われる教科書においては「民撰議院設立の建白」や「国会開設」、「自由民権運動の主導者」として取り上げられるのみではないだろうか。それらは決して間違いではないが、それは彼の功績のほんの一端に過ぎない。嘉永六年(一八五三)黒船来航以来、日本は大きな岐路に立たされた。欧米列強は野心を抱き、日本はいつ諸外国の植民地にされてもおかしくは無いという国難の中で、わが日本を神武肇国の根本に立ち返らせ、中央集権国家なさしめて、世界に類を見ない維新回天の業を成し遂げたその偉業を辿る時、一身を勤皇に捧げ、薩土討幕の密約から、軍制改革、戊辰の戦陣を切り拓き、近代日本の枠組みとなる議院内閣を作り、また現在の政権与党である自由民主党の源流を築いた人物に対する顕彰が、余りにも成されていないのが現状ではないか。

板垣の功無くして、我々は戊辰戦争を勝ち抜くことが出来ただろうか。明治維新を経て帝国憲法の制定、帝国議会の開設、人種差別の撤廃、アジアの自主独立に至る歴史の中で、清々しいほど終始一貫して全く信念を曲げることなく生きた人物が、彼の他に居たであろうか。板垣の生涯を振り返り見らば、それは日本の近現代史そのものであることを知るのである。そして、今の日本が置かれている国際的地位を鑑みる時、我々は先人に比して、まだやり遂げねばならない課題が山積している事が分かるのである。幕末に締結された欧米列強との不平等条約は、我ら先人の不断の努力によって改正された。しかし、我々は手離しで喜んではいられない。今ある世界秩序の中で、国連憲章に記されている敵国条項はどうだろうか。これは日本の国際的立場を危うくする可能性を多分に包含した現代の不平等条項である。我々の生きる今の日本は、決して自由と平和を享受し得る盤石で確固たる基礎の上にある訳ではない。むしろ薄氷の上に存在する危うい自由と平和であると言っても過言ではあるまい。それらがいつ崩れ去るのか、我々はいかに対処すべきなのか。明治維新百五十年・板垣薨去百回忌の年を経て今一度、われら先勲が成し得た偉業を顕彰し総括することで、それらを考え直さねばならないのではないだろうか。

この栄えある年を迎えるにあたって、我々は広く一般に賛同者を募り、浄財を集めてこの記念事業を行った。本書の編纂もその一つである。冒頭に掲げた「五箇条の御誓文」ならびに「板垣死すとも自由は死せず」の文言は、板垣精神そのものである。板垣薨去百年を経てもこの精神が滅びることがあってはならない。そう願って本書のタイトルは名付けられた。然れば、その「板垣精神」とは何ぞや。その答えが茲にある。本書を読めば総てが分かるように、あらゆる側面からこれに挑んだのが本書である。先人の歩んだ苦難の足跡をたどり、その歴史を知ることで、我々はより良い未来を構築できると信じている。そして、この記念すべき年に我々が何を考え、何をやろうとしたか、それらを総て記録し、後世に伝えよう考えたのが本書である。我々の思いが時を越え、広く人々に伝わることを期待してやまない。

一般社団法人板垣退助先生顕彰会 理事長 髙岡功太郎謹識


This book is published for the commemoration of the 150th anniversary of the Meiji Restoration and the 100th memorial anniversary of Itagaki Taisuke’s passing, and is edited by Itagaki Taisuke Honouring Association to trace and honour his achievements. The book has several characteristics as follows. Firstly, it reprints with explanations the full detailed text on his achievements in his posthumous work “Rikkoku no Taihon (The Basis of the Prosperity of the Nation)” published for the first anniversary of his passing. Secondly, it prints his short biography with a dozen main episodes. Thirdly, it prints a valuable photograph of his youth (the ambrotype taken in the last years of the Edo period and is a treasured one printed for the first time in a book of publication). Fourthly, it records the history of honouring activities for him in the coming ages, such as the buildings of bronze statues and a number of memorial services for him. Fifthly, it records the details of the two memorial services which were held in Kochi on July 16 and in Tokyo on September 29 for the 100th memorial anniversary of Itagaki Taisuke’s passing. For these occasions, the Japanese Prime Minister Abe Shinzo, the president of the Liberal Democratic Party which originates with the Liberal Party founded by Itagaki Taisuke, gave to Itagaki’s spirit and all the people who honour him a calligraphy of his phrase “Itagaki shisutomo Jiyu wa shisezu (Itagaki may die, but liberty never !)”, which is historically famous for the expression of his mind. The two mortuary tablets with a carving of the Prime Minister’s calligraphy of the phrase were dedicated in his two family temples, the one tablet in Tokyo and the other in Kochi in each occasion of the 100th anniversary. For the sixth characteristic, it prints the detailed genealogy and materials covering from his ancestors to his descendants. For the last characteristic, it even prints the result of genome analyses of him, based on the DNA samples donated from his descendants in the male line. All the activities for the project commemorating the 100th anniversary, which are mentioned above and described in this book, are the experiments for the first time in the world and are very epoch-making. Therefore, from now on this book will be a must for research on Itagaki Taisuke.


板垣百回忌顕彰事業(詳細).PDF

板垣百回忌募財趣意書.PDF

御協賛要項および特典.PDF


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2018/07/24

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