武藤武雄氏を除名(昭和25年6月12日)

【武藤氏を除名】
板垣會役員會で決定。
板垣會は六月十日、高知市桝形の福永壽衞氏宅で、谷信讃氏ほか四理事、檜垣正顯氏ほか二評議員が出席して役員會を開き、今回の參議院選に全國區から出馬した武藤武雄氏の行動について協議した結果、除名を決議。十一日、つぎの聲明書を發表した。武藤氏は板垣精神普及のためと稱し、參議院選に出馬したが役員會にはかつたものではなく、本縣板垣會とは全然關係がない。同氏は昨年、本縣板垣會の常任理事に就任したが、會計その他に關し獨斷專行、黙視し難い問題もあり追及中、突然立候補したものである。もはや同氏の行動を認め得ず、理事および常任理事たる職務を取消し、同時に板垣會からの除名を決議した。(『高知新聞』昭和25年(1950)6月12日附朝刊(1面)より)


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投稿日:1950/06/12

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