本日は令和の御代の最初の紀元節。
この日にあわせて、弊会は、板垣退助の遺著『立國の大本』の現代語版(髙岡功太郎訳)を出版いたしました。
この日にあわせてサンプル版も作製。当日、ご参拝の各位へお配りいたしました。
板垣退助が何を考え、何のために、どう行動したのか、自ら語った言葉には重みがあります。
板垣退助は「勤王・愛国」のために生涯を貫いた人生であったといって過言ではありません。現代では「自由民権運動」のみが取り上げられていますが、本当の板垣の姿を知って欲しいと思っております。
本年も勅使が御参向あらせられる、その時を謹んでお待ちします。
本年は居合道の先生をお招きしました。板垣退助といえば居合・無双直伝英信流を復興させることに尽力した人物としても知られております。直伝流十五代・谷村亀之丞自雄は、板垣退助の祖母の弟にあたります。尤も「板垣退助の祖母」は先妻の子、「谷村自雄」は後妻の子の為、親子ほど歳のひらきのある姉弟ですが、その影響で、板垣退助の父・乾正成は谷村流の居合を好くしていたとのことです。
戦後、高知城公園の板垣退助像が再建された時も、英信流居合の奉納演武が行われましたし、板垣退助百回忌墓前法要を東京品川で齋行した時も、無双直伝英信流関係者へお声がけし御列席を賜って行いました。本年、橿原神宮の紀元祭をご一緒いたしましたのは、勇進流居合の師範の方々で、流派は違っても日本の武道は源流を辿ると共通した人物に接合します。今回はそのあたりのお話しもさせて頂き有意義な参拝となりました。
わが板垣会では、紀元節の橿原神宮正式参拝を毎年続けております。ご参加希望は、弊会ホームぺージの連絡先まで。(昨年の正式参拝の様子はこちらのページへ)
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