本日は令和の御代の最初の天長節。
我々は『奉祝天皇陛下御即位・天皇陛下のお誕生日をお祝いする大阪府民の集い』の実行委員として会場設営・進行等のお手伝いへ。
先日、橿原神宮の参詣者へお渡した『現代語訳版 立國の大本』板垣退助遺著/髙岡功太郎訳も持参。明治維新150年・板垣退助百回忌の斎行にあたり、ご尽力を賜った方々、お世話になった方々へ
特別版を謹んでお渡しいたしました。板垣退助が何を考え、何のために、どう行動したのか、自ら語った言葉を読んで感じて頂ければ幸いです。
板垣退助は「勤王・愛国」のために生涯を貫いた人生であったといって過言ではありません。現代では「自由民権運動」のみが取り上げられていますが、本当の板垣の姿を知って欲しいと思っております。
板垣の勤王精神は、明治天皇はよく御存知でいらっしゃいました。板垣退助が岐阜で遭難した時、天皇、おんみずから【板垣は国家の元勲なり、捨て置くにあらず】と直ちに令を渙発あらせられ、勅使を差し向けお見舞い金を届けられました。板垣はこのご沙汰に感慨無量。床より起き上がり、勅使に両手をついて、御宸襟を悩ませてしまったことを深々と頭を下げて詫び、続けて皇居の方を遙拝して両手をついて頭を下げました。
板垣の気持ちを考えると何度読んでも、涙の出る場面ですが、戦後史観では、このような重要な場面は削除され、板垣の精神を伝えるものが毀損されてきました。わが板垣会では、板垣退助の精神を伝えるべく活動を行い、昨年2月11日の紀元節を期して『板垣精神』と題し記念書籍を出版いたしました。板垣の勤皇精神を引継ぎ後世に伝えて参りたいと考えております。本日は洵におめでとうございます。
すめらみこいやさか、すめらみくにいやさか。(理事長談)
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