母成峠古戦場跡、東軍墓地、安積疏水神社へ。
安積疏水を築いた功績を讃え、郡山市に「大久保神社」が建立され、今なお多くの人々に崇敬されているという。郡山市制100年を来年に控え、市主催のシンポジウムが10月29日に開かれることとなり、はじめて福島県へ。
私が真っ先に向った場所は「母成峠古戦場跡」。磐梯熱海から車に乗って峠道を登る。板垣がこの地を通ったのは8月と云われているが、太陽暦に直すと10月。
このような紅葉の季節となっていたのだろうか。
色づき初めた美しい木々の山並みを目に登る先に、母成峠はあった。
眺めの良い風景が広がる場所である。この場所で、156年前左右両軍が干戈を交えた。その同じ場所に立ち感無量。眼下には「東軍戦歿者墓地」がある。謹んでお参りをした。
【献歌】「母成峠古戦場跡」を訪ねて詠みたる歌。
新(あたら)しき 道(みち)示(しめ)さむと 登(のぼ)り征(ゆ)く
峠(たうげ)は時代(とき)の 母(はゝ)と成(な)るなり令和五年十月二十八日 髙岡功太郎
※和歌は引用フリーです。
【献歌】「母成峠古戦場跡」ならびに「東軍戦歿者墓地」に参りて詠みたる歌。
陸奥(みちのく)に 散(ち)る身 戰(いくさ)の跡(あと)訪(たづ)ぬ
くれなゐ染むる やまを仰(あふ)ぎて令和五年十月二十八日 髙岡功太郎
※和歌は引用フリーです。