岐阜東照宮は、岐阜板垣会の故澤田榮作会長が発起人となり、岐阜東照宮奉賛会を立ち上げられ、社殿再建事業に取組まれました。これは、戊辰戦争の時に板垣退助が日光東照宮を戦禍から守ったエピソードがきっかけでした。以来、澤田会長は浄財6千万円余を集められ、社殿再建工事が進められてきましたが、その完成を見ず、惜しくも昨年澤田会長は泉下の人となられました。
一般社団法人板垣退助先生顕彰会では、岐阜東照宮再建記念特別版として、この社殿落成式に合わせて板垣退助が東照宮を参拝した時の事や、その後、日光板垣会が結成され、日光に銅像が建立された経緯、髙岡家(旧 乾家)所蔵の戦前の日光板垣像を撮影した貴重な写真などを収録した『日光東照宮と板垣退助』を編纂し、式典当日、お越しのご来賓各位へお渡ししました。
この6月1日版(初版)は「当日お渡しするもの」であるため「当日がどうであったか」の記載がありません。ですので、6月1日式典当日の写真などを追加収録した「6月2日版(第2版)」をさらに作成。また当日の様子は『岐阜新聞』6月2日附朝刊にも掲載されております。
左下写真は、設立発起人であるありし日の故澤田榮作会長。(写真は岐阜における板垣退助先生百年忌記念式典の時のものです) 旧社殿も立派なものですが、他の神様と相殿。故に岐阜板垣会会長・故澤田榮作氏が奮起して浄財を募り、本日完成の日となったものです。
コロナ禍の中でしたので、弊会からは理事長が代表して参列。衛生管理を徹底しての式典のため、本来予定されていた「直会」と「役員総会」は代替措置がとられました。右下写真は、式典の引出物の品々。これに豪華な御弁当もつきました。本来ならば、関係者各位で労をねぎらい、一献傾けたいところではありますが、時世を鑑みまたの機会に譲ることとなりました。