自民党の惨敗の責任を取らぬ総裁(令和7年7月21日)

昨日投票日を迎えた参議院議員選挙。私の地元の兵庫県ではかろうじて自民は票を得て加田裕之先生(旧安倍派)が当選されたが、正直危なかった。京都も西田昌司先生(旧安倍派)が踏ん張ってくださったが本当に危なかった。…しかし、これは焼石に水。全国的に見れば、誰がみても分かる大惨敗であった。


さて自民惨敗の原因は二つある。第一は、総裁選の党員投票では大多数が高市早苗氏に希望を託していたにも関わらず、議員投票で石破氏にされてしまったことである。

しかも、この党員投票を無視して総裁を決めたのは、前回が初めてではない。
総裁選の決戦投票時の議員票による優越は即刻廃止すべきであろう。これほど、党員を愚弄したものは無いからだ。


しかして党員の支持ではなく就任して総裁は、当然ながら党員の思いとは違う施策を行う。

それでは自民党から自民党支持者が離れるのは当然の理ではないか。

…ところが、その当の本人の総裁が惨敗の責任を取らぬと云う。

何故敗れたのか。

そもそも公明党との癒着によって、どんどんかつての自民党支持者を減らしたツケを創価学会票で補ってきた負の連鎖にある。総裁選の決戦投票が党員投票からかけ離れた結果となったのも、この公明党の横槍によるものに他ならない。(…そしてその横槍の元凶はその党が中国の顔色を窺った意見を挟んできたことにある)

…そして、結果がこれである。

まあ私は腐っても自民党から離れることは無いが、このまま今の総裁が居座っているなら自民党が壊滅的被害を受け続けることになるであろうことは想像に難くない。


もう一つは、我々就職氷河期世代は、何の優遇も恩恵も受けぬまま50歳代を迎えている。

第二次ベビーブームで人数過多であったにも関わらず、バブル崩壊と阪神大震災が同時にあったため、新卒採用自体が無く、わずかにあった内定すら取り消される悲劇があった。

私自身の経験で云うと、とある印刷所の求人募集に応募して説明会に行ってみると、山奥のゴルフ場を超えた処にあり、車でなければとうてい通勤できぬような難所で、当然、たどり着くのに手間取り40分以上遅刻した。

…ところが、たどり着いて驚いた。

その山奥の印刷所にはリクルートスーツを着た400人以上の新卒者が藁にもすがる思いで募集に押し寄せ、外は長蛇の列。まだ説明会が始まっていなかったのである。何組かに分けられ、外で待つこと2時間余り、やっと募集説明会が始まったかと思うと、その冒頭に言われた言葉が「せっかくお集まり頂きまして恐縮ですが、今年はまだ1人枠を採用するかどうかすら決まっておりません。募集枠はゼロになる可能性も充分にご承知の上で会社説明会をお聞きください」と。すべてがこんな感じであった。

自由競争の原理のそもそものスタートラインすら与えられてこられなかった世代である。

それを無視してやれLGBTだ、選択的夫婦別姓だ、なんだかんだと頼みもしないことを極端なノイジー・マイノリティに配慮する代わりに、大多数の国民を置き去りにした政策にばかり奔っていることだろう。


そりゃ誰もが【日本人ファーストに立ち返れよと言いたくなる。

我々世代の大多数は、50歳代になっても未だに最低賃金しか貰っていない。ボーナスはおろか交通費も支給されておらず、コロナ禍以降は給与の振込代すら天引きされているのが現実だ。

少子化対策云々より前に、そもそも結婚できるほどの収入を得ていないのが日本人の大半である。

かくして、ブライダル・ブームは起きず、第3次ベビー・ブームは起きなかった。
そして日本の国力は確実に低下していく時代を迎える。

…にも関わらず、高齢者向けの政策ばかりを行い、就職氷河期世代向けの支援を何一つ行ってこなかったではないか。

それが1票1票として積み重なって示された民意となって表れているのである。

皮肉にもSNSの登場によって、より民意が反映された選挙となった。

…その理屈の分からぬ総裁は即刻辞任あるべきだ。(理事長談)


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投稿日:2025/07/21

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