【高知市戦没者慰霊祭・遺族五百名参列】
高知市戦没者三千八百余柱の霊を慰める秋期慰霊祭は、同市社会福祉協議会主催のもと、十一月六日午前十時から市内の柳原忠霊塔前で神仏両式によって行われた。祭壇は色とりどりの菊の花と豪華な供物で飾られ、各界の名士から贈られた花輪も十以上をかぞえ、遺族約五百名が参列した。
氏原高知市長、永国同市議会議長ら来賓代表の弔辞があったのち、遺族、来賓の玉串奉奠と焼香がよどみなく進められ、盛大な中にも厳粛な慰霊祭となった。
(『高知新聞』昭和30年(1955)11月7日附夕刊(3面)より)