板垣会は板垣死去の翌年にあたる大正九年(一九二〇)に発足。浄財を基にした預金の利子や株式の配当などを運営資金とし、毎年命日の法要や板垣家墓所(高知市薊野)の清掃などを続けている。
法要には、岐阜県からの参加者を含む各位が参列。読経が流れる厳かな雰囲気の中、数々の功績を残した土佐の名士に思いをはせた。
法要後の定例事業報告会で、古谷理事長は「これからも県内外を問わず会員を増やし、大々的に活動していきたい」と挨拶。会員からは「全国の板垣像を巡るツアーを企画しては」といった意見も出ていた。
(『高知新聞』平成16年(2004)7月17日附朝刊(30面)より)