憲法改正への期待(令和4年2月26日)

ウクライナは、北方領土が取られた時の日本と同じような状況にになっている。国際社会はロシアが悪い事は百も承知でも、負ける戦に加担してくれない。

日本も敵に攻められた時、少なくとも自国で半年、一年は敵を退ける覚悟が必要。
日本人は平和ボケをしている内に、有事にどう動くべきかの戦略も心構えも廃れてしまっている。


令和4年2月26日15:00(日本時間)
(キエフ時間・午前8:00)
ウクライナのゼレンスキー大統領は、首都キエフの庁舎の外で、
我々は武器を置かない。国を守る」と語り、国民に向けたビデオメッセージを公開した。(ロイター通信)


この言葉は我々日本人にとって切々と胸に響くものがある。


というのも、これはウクライナだけの問題では無いからだ。翻って我々の事を考えよう。

●『日本国憲法』は平和憲法で9条があると敵から攻められない。
●憲法は権力者の暴走を止めるためにある。

などという洗脳に近い妄言を、教育という名のもとに教えられた人も多いのではないだろうか。
しかし、この言葉には欺瞞を感じざるを得ない。


『日本国憲法』は、他国からのミサイル攻撃や軍事侵攻に対して何の威力も無いばかりか、自国を自縛する世界史上最悪の憲法である。こんな美辞麗句を信じて国が滅びて良いのか、民族が滅びて良いのか。今こそ多くの人々に考えてもらいたい問題である。


「ウクライナはアメリカの同盟国では無いが、日本はアメリカの同盟国なので日本の防衛を担う義務がある」と延べる人がいる。…では『ブダペスト覚書』はどうなるのだと言いたい。

『ブダペスト覚書』に依って、米英露がロシアが共同してウクライナの核兵器を放棄させた。その代わりロシアはウクライナに手出しをしないという覚書であった。ところが現実はどうだ。

覚書を信じて核兵器を放棄したウクライナはどうなっているか。

核兵器を廃絶したリビアはどうなったか。

無理矢理でも核兵器を保有した北朝鮮とイスラエルは、国際社会でどういう扱いを受けているか。

日本人も自国の置かれている立場を理解せねばならない。

決して信用してはならない国・ロシア。(令和4.2.28追記)

ウクライナとロシアが停戦交渉と云うけれども、決して期待してはならない。

再度、ロシア側の理論をのらりくらり繰り返し主張して時間稼ぎをし、兵站を整えて一気に攻め込む戦略や、ゼレンスキー大統領の暗殺などの方法を使う可能性が往々にしてある。

日ソ不可侵条約を破って攻め込んで来た国だけに、停戦合意をしたとしても何処まで守られるかの保証も一切無く『ブダペスト覚書』を無視して侵攻する国に「信用」に値する言葉は無い。

だいたい、プーチンはこの程度の事で諦める人物では無いし、更にしたたかな戦略を行使してくるだろう。


大坂冬の陣の時、大坂側が頑強な抵抗を見せた事で、德川家康は一旦和平交渉を行い、和平条件として大坂城の外濠を埋めさせ、再度、大坂城を攻めた。


攻める口実も釣鐘の慶句に言いがかりをつけたものである。

手口は卑怯であったが、結局は「勝った者勝ち」の理論で、300年の幕府体制を築いた。

KGB出身のプーチンならそれぐらいの事、屁とも思わずやるだろう。


我々は憲法改正の街頭活動に着手してかれこれ10年。しかし、いまだ困難の極地にある。

●憲法を改正して国防を盤石なものにする。
●皇室典範を改正して、GHQによって皇籍離脱させられた旧宮家の皇籍復帰を実現し、皇位継承の安定をはかる。

これを何としてでもやり遂げねばならない。


ゼレンスキー大統領の決してひかず、断固として戦うという決意は、板垣の生き方に通ずるものがある。

板垣は兵力数では圧倒的に不利な状況から、官軍を率いて戦いの駒を進め、新撰組を討ち破り、次第に仲間を増やし、幕府を倒して新しい時代を切り開いた。


ウクライナに栄光あれ。日本人はウクライナと共にある。

日本は北方領土をロシアに侵略されて80年。

死を恐れず、一歩もひかず、国を愛し、領土を守るべく戦うことは、板垣精神の真髄であろうと感じる次第である。

二度と戦争の惨禍を被ることの無いよう、憲法改正を成し遂げねばならない。


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投稿日:2022/02/26

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