本日は、大和心の会さまの主催で『
板垣退助の勤皇精神』を講演しました。
冒頭、髙岡理事長より「本年は自由民権150年となる節目の年。板垣退助について皆様と一緒に理解を深めて行きたいと抱負を述べられました。
髙岡理事長曰く「板垣退助の暗殺未遂事件と云えば明治15年4月6日に起きた岐阜遭難事件が著名であるが、板垣を標的とした暗殺未遂事件は、それだけではなく他にも度々起きている」とのこと。実際にざっとまとめてみても、
会場の大阪難波神社
大坪宏通監事による挨拶
西村眞悟先生(左)と吉村伊平先生(右)
三次会は大阪『福壽』へ。
●文久3年乾退助暗殺未遂事件
●(明治15年)板垣退助岐阜遭難事件
●明治17年板垣退助暗殺未遂事件
●明治24年板垣退助暗殺未遂事件
●明治25年板垣退助暗殺未遂事件
などがあり、これらを総て伝記で取り上げると「
暗殺未遂事件ばかりで終わってしまうので、明治15年の
岐阜遭難事件に集約して取り上げられてきた」そうです。ところが、戦後80年も経つとこの「集約されてしまった」せいで「板垣が
暗殺未遂に遭ったのは岐阜だけで、しかも、
暗殺未遂事件も生涯に一度だけだったかのような誤解を生む状況になっている」と現代流通する史書の弊害について触れ、各暗殺未遂事件の歴史的背景と概要ついて、詳しくお話しがありました。
その冒頭のお話しも充分興味深い内容でしたが、その後本題となる『板垣退助の勤皇精神』に関してのお話。冒頭辞から合わせて約70分の講演となりました。
●薩土討幕の密約から鳥羽伏見の参戦
●西郷隆盛による板垣退助への讃辞
●会津・庄内両藩による蝦夷地プロイセン売却事件の詳細(捕捉:ガルトネル開墾条約事件)
●官軍が遺体埋葬を禁止したという虚偽の流布について
詳細は板垣退助の勤皇精神レジュメへ。
会は拝殿にて国歌斉唱、祝詞奏上、玉串拝礼、明治天皇御製奉唱。その後、参集殿へ座を移して講演。直会ののち、最寄の寿司屋にて懇親。その後、大阪『福壽』にて戦略会議を開き散会。
日本の未来を考える同志たちと憲法の在り方と男系男子による皇位の安定的継承を考え、吞み、語りあいました。(事務局より)
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