板垣退助先生第72回忌法要(平成2年7月16日)

【銅像改修期成会を解散・板垣会が命日に合わせ総会開催】
板垣退助の命日にあたる七月十六日、板垣会(吉村真一会長)の総会が高知市本町二丁目の高野寺で開かれ、銅像改修のため、昨年十二月に結成されていた期成会の解散式と、板垣退助の命日供養が行われた。

板垣会は大正九年の発足。郷土史家や財界人らで構成する財団法人で、板垣退助を顕彰するため、命日の供養や記念碑のある丸山台=高知市若松町=の清掃などをしている。

昨年十二月には、汚れが目についていた高知城公園の銅像改修のため、同会のメンバーを中心に「銅像改修期成会」を結成。広く募金を呼び掛け、ことし四月、約二百六十万円をかけて改修した。

総会ではまず、期成会の解散式が行われ、吉村会長が「実りある活動ができた」と挨拶。今後は銅像を高知県に寄附し、県の手で維持管理してもらうことや募金の余剰金約十万円を板垣会の活動資金にすることなどを決議した。続いて命日供養を行い、会員一人ひとりが焼香。板垣退助の功績に思いをはせた。

(『高知新聞』平成2年(1990)7月17日附朝刊(17面)より)


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投稿日:1990/07/16

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