●日時:令和4年11月3日
【集合】10時15分
【参進】10時30分
●集合場所:京都市伏見区 桃山御陵参道西入口
●参拝順路:集合場所より参進、明治天皇御陵、昭憲皇太后御陵、御陵石段下で集合記念撮影、臨場講話
●臨場講話:髙岡功太郎氏 一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長・板垣退助玄孫
【講題】『明治天皇と板垣退助の勤皇精神』
禍によりやむなく中止せざるを得ない事になりましたが、今年は第29回目として再開することになりました。年々この運動への理解が高まり、ますます盛況になりつつあることを、心より感謝申し上げます。さらにまた、この日の祝日名を本来の由緒に基づく【明治の日】に改正されることを願っております。
晴雨にこだわらず、年々みささぎの大前に詣で、国歌「君が代」、「明治天皇御製」の句を奉唱し、心をひとつにして日本国の複正と、御皇室の弥栄(いやさか)と、世界の平和を祈念し奉るこの行事は、政治経済あるいは世情がいかなる変調をきたそうとも、ゆるぎなく実行し続けねばならぬと確信いたしております。皆さまにおかれましては、この行事にご賛同を賜り誠に有難く厚く御礼申し上げます。
本年も運動の輪を一層拡げるべくお力添えを賜りますようお願い申し上げます。本年度臨場講師は、板垣退助玄孫の髙岡功太郎氏に『明治天皇と板垣退助の勤皇精神』と題して講話をお願い致しております。敬具
令和4年度 桃山御陵参拝團
さて講話は、(1)戦後学校教育に於ける板垣退助の人物像の描かれ方と、戦前の描かれ方の違い(ともすれば180度違う人物像として描かれている) (2)そうなった理由。(3)真の板垣精神とは何か。(4)板垣退助が創ったもの【陸軍・政治政党・国会・その他…】を前段として説明。続いて、明治天皇の御宸襟(お気持ち)と板垣退助の行動の密接な結びつき(「すめらみこと」と「おおみたから」の関係、君主主義と民本主義は同一の原理)を解説。
後半は勤皇精神によって培われた日本の歴史と日本精神。日本が近代国家として建て直しを図るために、神武肇国の基に立ちかえり中央集権なさしめた意義。日本=皇国(すめらみくに)が、天壌無窮に在り続けるために必要なことは何か。などを簡潔にして明解に解説した意義深いものとなりました。また、来場者さまへ、安倍首相が「板垣死すとも自由は死せず」と揮毫して下さった色紙を縮小して作ったステッカーが、参拝記念として配られました。
ウクライナ出身の国際政治学者・グレンコ・アンドリー先生は毎年11月3日の明治節に桃山御陵に参拝されておられます。ウクライナは今まさに国難の局面。そしてこれは遠く離れた国の戦争ではなく、間違いなく日本も同じ局面を迎えることになります。
弊会理事長とグレンコ先生は、この後、共に乃木神社、御香宮を参拝され『鳥羽伏見戦跡の石碑』へも足を運ばれました。(事務局より)
【献歌】明治節に「桃山御陵」へ参りて詠みたる歌。
御代(みよ)偲(しの)び みさゝぎ詣(まう)で 我が心
澄(す)みたる儘(まゝ)に 秋晴れの蒼(そら)令和四年十一月三日 髙岡功太郎
※和歌は引用フリーです。