本日は、板垣退助が岐阜で政党演説の直後暴漢に襲われた遭難事件から141年目の節目となる日です。弊会は先日採択されました【「安倍晋三元総理殉難之地」石碑建立要望書】を、この日にあわせて、奈良県知事、奈良市長あてに各々提出しました。
令和四年七月八日、安倍晋三元総理が奈良県大和西大寺に於ける参議院選挙の応援演説の最中に、背後からテロリストに狙撃され、暗殺されるという悲劇的な事件が起きてしまいました。
民意を問うための選挙の演説を遮るかのように起きた暴挙。それは板垣退助の岐阜遭難事件から実に百四十年目の出来事でした。我々は明治以降、幾多の先人たちの不断の努力によって培われた議会政治の根幹を揺るがすこの暴力的行為を決して許すことは出来ません。
我々は言論を暴力によって遮るような社会であってはならないと考えております。
安倍晋三元総理は、歴代最長の政権を為されましたが、「歴代最長」という言葉は、客観的尺度で考えますと「史上最も長く国民から愛された首相」と言えるのではないでしょうか。その人物が民意を問うための選挙演説の最中に銃撃され、暗殺されるという日本の歴史上に永遠に語り継がれ、人類の記憶に
我々は、安倍晋三元総理の偉業とこの事件を忘却することなく、その精神を継承していく決意と覚悟を胸に、安倍晋三元総理の事績を顕彰する石碑を設置し、事件を風化・忘却させないよう措置を取って頂けるよう、ここに要望書を提出するものであります。
令和五年四月六日 板垣退助岐阜遭難事件第一百四十一年目の日
一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長 髙岡功太郎