『安倍晋三元総理を偲び桜を観る会』大阪護國神社(令和5年3月26日)

本日は、平和な社会を願い大阪護國神社で『安倍晋三元総理を偲び桜を観る会』を斎行します。


【桜の季節に安倍晋三元総理を偲ぶ慰霊祭】ご案内

謹啓 桜月の候、益々ご清栄のことと、お慶び申し上げます。
昨年は、板垣退助岐阜遭難140年となる節目の年にあたり、弊会と致しましても深く先人の偉業を顧みる折柄、板垣命日の7月16日を一週間後に控えた7月8日、安倍晋三先生が参議院選挙の演説の最中に背後から銃撃され身罷られるという衝撃的な事件が起きてしまいました。
弊会はこの事件を明治維新以降連綿と培われてきた、民意を問うべき議会政治への許されざる侵害であると憤るとともに、このような暴力によって安倍先生の志が途絶えることがあってはならないと感じております。しかるに、事件現場となった大和西大寺駅前には、一柱の祈念碑も建立される


こと無く、アスファルトを剥がし再開発を行い、事件を風化させ、忘れ去るに任せようとしているかの感が否めません。弊会はこの現状を見るにつけ、傍観するをあたわず、安倍先生の偉業とこの事件を忘却することなく、その精神を継承していく決意を胸に、安倍先生の愛された桜の咲く季節を期して、護国の大神たちの見守る大阪護國神社で、政治家として国に殉じられた安倍先生を偲ぶ慰霊祭を斎行いたしたく存じます。皆様におかれましては、ご多忙のこととは存じますが、趣旨に賛同頂きご臨席賜りますよう、謹んで茲にご案内を申し上げます。謹白(『フライヤー裏面』『ご案内・趣意書』『祭文』)



「桜の季節に安倍元総理を偲ぶ慰霊祭」祝詞奏上


大楠公ご子孫・楠正浩さま市長さま、議員さま


●我々の想いと今後の活動方針
板垣退助の政治的正統後継者であり、板垣精神を実践して来られた安倍先生に対する、名誉毀損、言われなき誹謗、偏向報道に抗議する事で、健全な日本を取り戻し、天壌無窮に皇国の御栄を護らんとする大和心を涵養するものであります。
安倍先生は、歴代最長の政権を為されましたが、「歴代最長」という言葉は、客観的尺度で考えますと「史上最も長く国民から愛された首相」と言えるのではないでしょうか。弊会は、安倍先生の偉業とこの事件を忘却することなく、その精神を継承していく決意を胸に、安倍先生の愛された桜の咲く季節を期し、護国の大神たちの見守る大阪護國神社で、政治家として国に殉じられた安倍先生を偲ぶ慰霊祭を斎行し、かつまた安倍先生の事績を顕彰する石碑の設置して、事件を風化・忘却させないよう措置を働きかけていくための実行委員会を設置して活動して参りたいと存じます。皆様におかれましては、趣旨を諒とせられ、我等草莽の微衷に御賛同を賜らんことを。



向かって右が山口のお酒、左が奈良のお酒


現職議員さま、ならびに参列者各位


【祭文】
従一位 大勲位 菊花章頸飾(けいしょく)、第九十代・九十六代・九十七代・九十八代内閣総理大臣、第二十一代・二十五代自由民主党総裁、そして、わが一般社団法人板垣退助先生顕彰会・贈名誉総裁であらせられます 安倍晋三先生の神霊(みたま)に、謹んで申し上げます。

先生が身罷(みまか)られまして、初めての桜の季節を迎えました。

先生は、日本の首相として、日本史上歴代最長の通算八年八ヶ月にわたり国政を執られ、その間、東日本大震災からの復興、日本経済の再生、日米関係を重視した戦略的外交を主導し積極的に国際平和の秩序構築に貢献されました。

なかでも、集団的自衛権の行使容認による日米同盟強化を基軸とした外交・安全保障政策と憲法九条を中心とする憲法改正に、意欲的に取り組まれたお姿は、まさに我々国民の希望の光でありました。

「歴代最長」と云う言葉を、客観的な尺度で申し上げますと、国民から最も長く愛された首相と言えるのではないでしょうか。



奏上の献歌三首


安倍晋三元総理を偲ぶ献歌奏上の部


我ら板垣退助先生顕彰会は、明治維新百年・板垣退助五十回忌に該当する昭和四十三年、当時、自由民主党総裁であらせられました、安倍先生の大伯父様にあたられます佐藤栄作先生が名誉総裁となられ「板垣退助先生薨去五十年墓前祭」を、東京品川で斎行しようではないかと奮起せられ、この「板垣退助先生顕彰会」を組織されました。

板垣退助の創設した「愛國公党」ならびに「自由党」が、現在の自由民主党の起源であり、畏くも明治聖帝陛下の『戊辰の皇誓』の第一條「広く会議を興し、万機公論に決すべし」の文言ならびに『億兆安撫国威宣揚の御宸翰』の意を体して繰り広げられた自由民権運動の結果、開設されたのが大日本帝国議会であるという意義を顕彰し、時の佐藤栄作総理は「板垣先生は草莽の勤皇の志士にして、戊辰に皇軍(みいくさ)を率いて闘い、維新回天の業を成し遂げ、日本を近代国家たらしめんと、東アジア初の議会政治を創る魁(さきがけ)となられた。その大先輩・板垣先生の政治的後継者が現在の自由民主党である」との矜持を胸に、自ら筆を執られ板垣精神を表す言葉として「板垣死すとも自由は死せず」と揮毫され、これを高知から取り寄せた磐(いわを)に刻み、その精神が末代まで滅びぬことを祈念されて、東京品川の板垣退助の墓前に石碑として建立されました。



大阪護國神社にて安倍元総理を偲ぶ神事を斎行


「桜の季節に安倍晋三元総理を偲ぶ慰霊祭」


それから五十年を経た平成三十年は、明治維新百五十年・板垣退助百回忌を迎える年となる為、わが一般社団法人板垣退助先生顕彰会は、高知板垣会、岐阜板垣会とも連携して議案を重ね、百回忌の記念として、高知と東京の両菩提寺に、板垣退助の位牌を新調・奉納することを決議しました。

位牌はいたづらに華美で豪奢なものを求めるのではなく「歴史的に価値のあるもの」を作ろうと思案し、位牌の裏に不屈の板垣精神を代表する文言「板垣死すとも…」の言葉を彫ろうではないかと。

そしてこの文字を五十年前の例(ためし)に倣(なら)い、時の自民党総裁に揮毫して頂けないだろうかと。…そのような気宇壮大な夢のような話から初まりましたが、同年二月十五日、東京の第一議員会館に、趣旨を記した書簡を持参してお願いに伺い、第一秘書の初村滝一郎氏を通じてお話しをさせて頂きました処、



全国犯罪被害者家族を代表し草刈副理事長の言葉


髙岡理事長より開式の辞(直会会場)


平成三十年、当時、自民党の総裁であられました安倍晋三先生は、この趣旨に大いに御賛同を賜り「板垣退助大先生のために出来ることなら…」と側近の方に仰られ、アメリカ外遊と中東外遊の狭間の多忙な時期にも関(かか)わりませず、その合い間を縫って「板垣死すとも自由は死せず」と何枚か揮毫をされ、(外遊に出発され)また帰国されてから再度何枚か揮毫され、側近の方々と相談されて、お選びになった一枚を、自由民主党衆議院議員・長尾敬先生に託し、不肖私に御恵与くださいました。

私がその総理のお人柄を垣間見ることのできる、優しい墨蹟と対面することが叶ったのは、平成三十年五月十八日午後九時四十五分のことでした。長尾敬先生が「物が物だけに…」と、東京から直接、新幹線に乗って持参され、条幅にしたためられクルクルと巻かれた状態の揮毫を拝受いたしましたのは、大阪心斎橋の日航ホテルの二階ロビーでのことでありました。

安倍先生は、この揮毫をするにあたり、少々文字を練習して下さったそうですよ」との旨を長尾先生からお伺いし、私はどれほど嬉しく、頼もしく、板垣百回忌を齋行する励みとなったか計りしれません。

ところが、その板垣百回忌から、四年を経た令和四年七月八日、安倍先生が参議院選挙の応援演説の最中に、背後からテロリストに狙撃され、暗殺されるという悲劇的な事件が起きてしまいました。

民意を問うための選挙の演説を遮るかのように起きた暴挙。それは板垣退助の岐阜遭難事件から実に百四十年目の出来事でした。
我々は明治以降、幾多の先人たちの不断の努力によって培われた議会政治の根幹を揺るがすこの暴力的行為を決して許すことは出来ません。



髙岡理事長より主催者挨拶(直会会場)


高知県香美市 依光晃一郎市長より献杯のご発声


安倍先生の最期の言葉は『出来ない理由を探すのではなく、出来る方法を考える』という詞(ことば)でした。
…その言乃葉(ことのは)を総て言い終わらぬ時、背後からテロリストに銃撃され、先生は身罷られたのでありました。

その言葉の意味するところは「出来ない理由」を並べて言い訳をするのではなく、「出来る方法」を考え実現させて行こうではないかと云う、極めて「前向き」な、「建設的」な、来たるべき日本をより良くして行こうではないかと云う、熱意溢れる姿勢を表した演説でもありました。

…ところが、その先生の言葉は二発の銃声によって、永遠に遮られてしまったのであります。



安倍元総理の揮毫を内底に刻印した特製桝で献杯


来賓筆頭 大楠公嫡流ご子孫・楠正浩さまご挨拶


我々は言論を暴力によって遮るような社会であってはならないと考えております。しかし、今、日本を取り巻く国際社会は暴力の渦巻く混沌の中にあります。現在のウクライナの惨劇。これは遠い異国の出来事では無く、海を隔てた日本の隣国が核の脅威を嵩に仕掛けた侵略戦争であります。そして、我が国もその戦争にいつ巻き込まれるか分からない国難の局面にあります。安倍先生の目指された争いのない平和な「美しい国」日本を構築する「夢」が、先生の「志」が、こんな暴力によって途絶えることがあってはならないと云う義憤と決意を胸に、八十日(やそか)日(ひ)はあれど先生の愛された、桜の咲く季節を選み定めて、志を同じくする仲間たちが集い侍(はべ)り、本日ここに先生の御遺德を偲ぶ次第であります。

政治家として国に殉じられました安倍先生の神霊(みたま)が、天翔(あまが)けましても、我々とこの国のゆく末をみそなわし、また「万世一系の皇統を戴くこの皇国(すめらみくに)が諍い無く安寧を保ち、富み榮え、天壤(あめつち)とともに極(きわ)まりなく続きますよう」御守り下さいますよう、護国の大神たちが神(かむ)鎮まり坐(ま)す御社(みやしろ)に於きまして乞(こ)い願(ね)ぎ奉(たてまつ)り私の祭文と致します。

令和五年三月二十六日 一般社団法人板垣退助先生顕彰会
理事長・髙岡功太郎



『國の鎭め』の歌詞を桜色の折紙に薄墨で記載


奉唱の後、その紙で鶴を折って直会の祭壇へ


【活動内容】
●適切な場所を選び、桜の季節に「安倍晋三元首相を偲び桜を観る会」を開催する。
●安倍先生の事績を顕彰し、記念碑、慰霊施設、銅像の建立などを国、県、市等に広く訴える
●安倍先生に対する、名誉毀損、言われなき誹謗、偏向報道に紳士的かつ適切な手段を以て抗議する。
●安倍先生の志を継承し、皇統の連綿たる安寧を護持するのはもとより、憲法改正および
 国民の生命、財産、領土の保全に寄与し、日本の文化を守る活動を行う。
●上記趣旨に賛同する団体等と連携し、協力、共催、支援、参加を行う。

令和五年桜花の候吉祥日
一般社団法人板垣退助先生顕彰会 理事長 髙岡功太郎ならびに有志一同


『安倍晋三元総理を偲び桜を観る会』
●日時:令和5年3月26日(日)
【祝詞奏上】12時00分~(受付開始11:30~)
●場所:大阪護國神社・拝殿


【花見】(※雨天のため、神社の斎館より拝観)


【神事】
『桜の季節に安倍晋三元総理を偲ぶ顕彰祭』
●国歌斉唱(前奏あり2回復唱式)参列者各位
●祝詞奏上 大阪護國神社宮司・藤江正鎭さま
●祭文奏上 一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長・髙岡功太郎さま
●献歌奏上 一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長・髙岡功太郎さま(無鑑査)
      平和と安全を求める被爆者たちの会 事務局長・坂井克二さま(最優秀賞)
      カンサイ建装工業株式会社・大西隆之さま(優秀賞)
●玉串拝礼 一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長・髙岡功太郎さま
     大楠公ご子孫・高知板垣会 理事 楠正浩さま
     高知県香美市 市長 依光晃一郎さま
     兵庫県尼崎市議会議員 波多正文さま
     兵庫県尼崎市議会議員 岸田光広さま
     前衆議院議員 長尾たかし様 名代 中塚貴充さま
     前衆議院議員 大西宏幸 様 名代 服部篤輔さま
     桜の植樹など地域への貢献により紺綬褒章を受勲されました、
       株式会社岸岡コーポレーション 代表取締役 岸岡サトミさま
     山口県出身者代表・株式会社猪亦事務所 代表取締役 猪亦誠さま
     全国犯罪被害者家族を代表し、カンサイ建装工業株式会社
       代表取締役 草刈健太郎さま
●『國の鎭め』奉唱(前奏なし1回斉唱式)参列者各位


【献歌】(第一回 安倍晋三元総理を偲び桜を観る会にて詠まれたる和歌)

國思(おも)ひ 大和(やまと)に散りし ますらをの
想(おも)ひ語らむ 櫻の季(とき)に  髙岡功太郎【無鑑査】

死して後(のち) 君が遺(のこ)せし日の本の
櫻心(こころ)で吾等 國を護(まも)らむ  坂井克二【最優秀賞】

咲き誇り 櫻花(おうか)の如く 散り征(ゆ)けど
殘せし勲功(いさを) なほ麗(うるわ)しき  大西隆之【優秀賞】


【直会】
●主催者挨拶 一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長・髙岡功太郎さま
●表彰式   平和と安全を求める被爆者たちの会 事務局長・坂井克二さま(最優秀賞)
       カンサイ建装工業株式会社・大西隆之さま(優秀賞)
●ご来賓挨拶 大楠公ご子孫・高知板垣会 理事 楠正浩さま
●献杯のご発声 高知県香美市 市長 依光晃一郎さま
       (※新聞社取材対応・雑誌社取材対応)
●サプライズ 安倍昭恵夫人(※電話越しでのお言葉)
●ご来賓挨拶 兵庫県尼崎市議会議員 波多正文さま
       兵庫県尼崎市議会議員 岸田光広さま
       前衆議院議員 大西宏幸様 名代 服部篤輔さま
       前衆議院議員 長尾 敬様 名代 中塚貴充さま
       桜の植樹など地域への貢献により紺綬褒章を受勲されました、
         株式会社岸岡コーポレーション 代表取締役 岸岡サトミさま
       山口県出身者代表・株式会社猪亦事務所 代表取締役 猪亦誠さま
●中〆挨拶  全国犯罪被害者家族を代表し、カンサイ建装工業株式会社
         代表取締役 草刈健太郎さま
●〆挨拶   一般社団法人板垣退助先生顕彰会理事長・髙岡功太郎さま
       (ラストソング(BGM)『國の鎭め』)



安倍先生の揮毫を色紙と桝に仕立てたもの


実行委員の面々たちと安倍先生の遺影を囲んで


本日、斎行いたしました「桜を観る会」の内容は「花見」「神事」「直会」の3部構成となります。そして、その中の神事の部分の名称が【桜の季節に安倍晋三元総理を偲ぶ慰霊祭】です。『安倍晋三元総理を偲び桜を観る会』は「花見」「神事」「直会」を含めたこれらの総称になります。念のため誤解のなきよう申し上げておきますと「桜を観る会」とは固有名詞ではなく、単なる普通名詞であって「お花見」のことであります。
お花見は日本文化であります。「桜を観る会」と云う言葉に過剰反応する人がいるならば、その過剰反応の方がおかしい。そして、正しいことは、堂々と突き進み正面突破するのが「板垣精神」であります。

直会では、安倍昭恵夫人よりお電話越しに、激励と感謝のお言葉を頂戴し、また現職国会議員としては、高知県選出の中谷元先生、歴史学者の久野潤先生など多数の祭電を賜りました。当日は『産経新聞』ほか、雑誌『祖國と青年』からの取材もあり、改めて安倍晋三元総理の目指された平和で安全な「美しい国」日本の構築に邁進していく決意をお話しました。(事務局)

※和歌は引用フリーです。


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投稿日:2023/03/26

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