アカデミー賞の栄えある授賞式の席上で、アメリカのコメディアンであるクリス・ロックが、難病者を揶揄して笑う極めて下品なジョークを発した。
私自身、難病を持ち、若年の頃から難病と闘ってきた者として、このクリス・ロックのジョークに対しては憤怒に堪えない。
アメリカ人は、何故クリス・ロックを糾弾し制裁を加えないのか。それどころか、単なるコメディとしてクリス・ロックを擁護し「暴力を揮った」として、ウィル・スミスを批難しようとしている。これには【表現の自由】との名のもとに言葉の暴力が放置されてきた【アメリカ社会が抱える深い闇】と、それによって歴年累積された【アメリカ社会の歪んだ良識…
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