【民主主義と教育勅語の研究會】
板垣會ではマツクアーサー司令部の指令による地理、日本史、修身の三科目廢止に伴ひ、教育勅語が國家道德の信條たる日本では、皇室と表裏一體たりし重要性と新日本發足の一歩にかへりみ、十日午後一時、土佐高女で民主主義と教育勅語の研究會を開催する。
(『高知新聞』昭和21年(1946)1月7日附朝刊(2面)より)
●戦後教育における偏向して固定化した「自由を唱える」だけの板垣像はどのように作られたかという疑問を懐く人々は多い。
進駐軍のマッカーサーは板垣退助の遺著『立國の大本』を焚書指定して閲覧を禁じる一方で、「板垣死すとも自由は死せず」の言葉のみに…
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